「花組芝居」は劇団創立35周年を記念して、あうるすぽっとで三島由紀夫の代表的劇作品「鹿鳴館」を公演します。
目次
1.「花組芝居」劇団創立35周年記念「鹿鳴館」公演
「花組芝居」は劇団創立35周年を記念して、2021年の「地獄髪」に続き、あうるすぽっとで三島脚本の「鹿鳴館」を公演します。
ドラマチックなセリフ「今夜の夜会に私は出ます、あの恥さらしな身なりをして。そして今夜の鹿鳴館は私の夜会になりましょう。」で多くの舞台ファンを魅了してきた三島由紀夫の「鹿鳴館」。
芸者から伯爵夫人になるも、今まで一切の表舞台から遠ざかっていたヒロイン・朝子。
「鹿鳴館」は、三島由紀夫が舞台芸術のために初めて書いた作品で、華麗な台詞が至る所に散りばめられています。
かつての恋人と息子を守るために、今夜はじめて舞踏会の女主人となることを決意する朝子。
男たちの政治と陰謀に愛情で立ち向かうヒロイン・朝子を、今回Wキャストで「カツレツ組」では座長の加納幸和が、対する「コロッケ組」では谷山知宏が演じます。
また劇団外からのゲスト出演者は一般募集しており、劇団の枠を飛び越えてどんな化学反応がうまれるかも見ものとなっています。
舞台音楽は、星出尚志氏を作曲家として迎え、全編オリジナル楽曲にて上演。
テーマはなんとチンドン屋。
エキゾチックな音楽も楽しみです。
1.1 「花組芝居」紹介
1987年、演出・俳優・作家の加納幸和を中心に結成。
「ネオかぶき」と称し、難しいイメージのあった歌舞伎の娯楽性を追及した作風で人気を博す。
所属俳優は男優のみ。
個性豊かな俳優陣が女形も演じる。
近年では、知っているようで知らない『仮名手本忠臣蔵』や『怪談牡丹燈籠』などの全編通し上演で話題を呼んだ。
また歌舞伎作品のみならず、漫画原作や海外戯曲など幅広く上演している。
1.2 「鹿鳴館」あらすじ
維新後、明治政府は国の西欧化を急速に進める指針を打ち出し、その象徴として明治16(1883)年、諸外国との社交場となる洋館・鹿鳴館が建てられた。
3年後の11月3日、天長節(天皇誕生日)。
鹿鳴館では欧化政策の中枢を担う、影山悠敏伯爵主催による舞踏会が開かれることに。
だが女主人であるはずの影山夫人・朝子は、元新橋芸妓の矜持からか和装を貫き、公の場にその美しい姿を現すこともなかった。
その日、朝子は友人である大徳寺侯爵夫人・季子から、彼女の娘・顕子が思いを寄せる相手について相談を持ち掛けられる。
青年の名は清原久雄。
反政府運動に関わる久雄は、舞踏会に乱入し影山伯爵の暗殺を企てているというのだ。
事を聞き愕然とする朝子。
久雄こそ、芸妓時代に愛し合った反政府派の指導者・清原永之輔との間に生まれた息子だった。
密かに呼び寄せた久雄との再会、結び直される母と子の絆。
心ほどけた久雄は、真の狙いが父・永之輔の殺害だと吐露する。
我が子とかつての恋人。
朝子は腹心の女中頭・草乃の手を借り、女主人として舞踏会を取り仕切ることで身を挺して二人を救おうと図る。
だがその裏側では国を、政治を至上のものと仰ぐ影山伯爵が、子飼いの刺客・飛田天骨と共にさらなる陰謀を巡らせており……。
1.3 公演概要
[公演名] 花組芝居「鹿鳴館」
[公演期間] 2022年11月17日 (木) ~11月27日 (日)
[公演会場] 豊島区立舞台芸術交流センター・あうるすぽっと
[所在地] 豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル2F
[アクセス] 東京メトロ 有楽町線《東池袋駅》6・7出口より直結
[原作] 三島由紀夫
[企画制作] 花組芝居
[演出] 加納幸和
[音楽] 星出尚志
[出演]
Wキャスト配役
【コロッケ組】/【カツレツ組】
影山伯爵 :小林大介/原川浩明
影山朝子 :谷山知宏/加納幸和
大徳寺季子 :横道毅/松原綾央
その娘 顕子 :大井靖彦/永澤洋
清原永之輔 :桂憲─/押田健史
その息子 久雄 :丸川敬之/武市佳久
飛田天骨:北沢洋/磯村智彦
女中頭 草乃 :秋葉陽司/山下禎啓
【両組共通(花組男子)】
塚越健一(DULL-COLORED POP)
神田友博
原口紘一
早川佳祐(扉座)
森口誉大
[チケット料金] 全席指定(税込)
一般:7,000円
U25:4,000円
高校生以下:1,000円
*当日は400円アップ
[チケット取り扱い]
花組芝居 : 03-3709-9430
チケットぴあ : (Pコード:513-874)
イープラス : https://eplus.jp/
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
Let’s enjoy Ikebukuro!!
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