こんにちは。当サイトの管理人・マックです。
いつも私のブログに訪問頂きありがとうございます。
今回は東武百貨店で開催の秋の絵画市のご案内です。
最後までお読み頂けますとうれしいです。
目次
1.東武秋の絵画市2021
今年で24回目となる恒例の東武百貨店池袋店で開催の秋の絵画市。
今年も美術館クラスの名品から、新しいアートとしてのコンテンポラリー作品、若手作家の個展や有名人気作家の企画展など、約1500点の作品を一堂に集めて展示しています。
本ブログでは、今回展示される画家の中から著名な3人の巨匠にスポットを当て、その作品の魅力についてご紹介します。
1.1 藤田嗣治展
今年4月に開催されたアートフェア東武2021でも取り上げられた巨匠藤田嗣治。
日本の伝統と言える美しい線、日本の心である余白の美。
藤田嗣治は、この2つの特性を持った独特の作風で才能を開花させた日本が誇る巨匠の一人です。
今回の絵画市では、「~白と線のエレガンス~〈藤田嗣治と人形〉」というテーマで展示されます。
藤田嗣治は生涯、油絵の「人形を持つ少女」や銅版画の「人形を抱いて眠る少女」、版画の「人形を抱く少女」など「人形と少女」をテーマにした多くの名作を残しています。
「人形を抱いて眠る少女」
画像引用元:https://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/detail/4190
絵中に描かれたおしとやかに眠る上品な少女の表情には、子供のいなかった藤田嗣治の少女への深い愛情の投影が感じられます。
同作品はヤフオクにも現在開始価格26,000円で出品されています。
1.2 マリノ・マリーニ展
マリノ・マリーニ「道化師(ジョコリエーレ)」
画像引用元:https://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/detail/4190
20世紀イタリア美術界を代表するマリノ・マリーニ(1901~1980年)。
日本にも多くの彫刻が収蔵されており、ロダン以後の革新的な彫刻家として広く知られています。
特に馬と騎手を主題とした作品が評判で、ブロンズ像の《騎手》やリトグラフの《緑の背景の騎手》など、秀逸な多くの作品を残しています。
またマリノ・マリーニは、彫刻のみでなく油絵や版画の作品も高く評価されています。
実際1965年にイタリア版画協会の名誉会員となっていることからも、版画がマリーニの制作活動の重要な位置を占めていたことがわかります。
生誕120年を記念する本展では、貴重な版画作品を中心に代表的な彫刻作品を展示しています。
1.3 棟方志功展
棟方志功「門世の柵」板画
画像引用元:https://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/event/detail/4190
「わだばゴッホになる(私はゴッホになる)」で有名な棟方志功(1903~1975年)。
雑誌「白樺」に掲載されたゴッホの「ひまわり」を見て感動した棟方志功は、思わずそう叫んだといわれています。
そして「日本のゴッホ」を目指して、棟方志功は郷里の青森から上京します。
やがて天性あふれる創造力と自庄奔放な作風で、木版画による独自の表現を見出し、国内はもとより海外でも数々の栄誉ある賞を受賞しました。
棟方は「板の声を聞き、板の生命を掘り起こす」という志を込め、自らは版画を「板画(はんが)」と称しました。
あふれる想像力と自由奔放な作風で、国内はもとより海外でも栄誉ある賞を受賞した棟方志功。
その功績は現在でも板画家・ムナカタとして世界的に高い評価を得ています。
今回展示の「門世(もんぜ)の柵」も、棟方作品の魅力の一つとなっている華やかに彩色された女人像として有名です。
棟方板画の題名は「大首の柵」、「門世の柵」のように、「○○の柵」と名付けられた作品が多くあります。
棟方志功の説明によると、「柵」とは四国の巡礼で寺々に納めるお札のことで、願いをかけてお札を納めて歩く心を表すものだそうです。
一柵ずつ作品に願いをかけて、生涯の道標に置いて行く、そんな無限に続く自らの道標への想いをこの文字に暗に込めているのかもしれません。
2.まとめ
上記以外にも、ピカソのセラミックアート、釘町彰の日本画展、白髪一雄特集、コンテンポラリーアート特集と約1,500点の展示品が観賞できます。
展示品はすべてが購入可能で、ロイヤルカード、東武カード、東武友の会の会員は10%OFFとなっています。
創り手と鑑賞者の時空を超えた対話は、日常生活を思いがけない創造の世界へと誘います。
そして芸術のある空間は、心に平穏と潤いを与えてくれます。
芸術の秋、あなたも自宅のリビングにお気に入りの絵画を飾ってみてはどうでしょうか。
【開催概要】
【開催期間】2021年10月14日(木)~10月19日(火)
【開催時間】 午前10時30分~午後7時
最後までお読み頂きありがとうございました。
Let’s enjoy Ikebukuro!!
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