今回は、サンシャイン60展望台で開催の年間を通してさまざまな満月をめでる観賞会のご案内です。
最後までお読み頂けますとうれしいです。
目次
1.サンシャイン60展望台で一年を通して満月の美しさを楽しもう
サンシャイン60展望台( てんぼうパーク)では、「初日の出」から「満月観賞会」「中秋の名月」、「ダイヤモンド富士」など一年を通してさまざまな天体の鑑賞会を開催しています。
海抜251mのサンシャイン60展望台( てんぼうパーク)では、周りに視界を遮るような高い建物などなく、四季折々の天体ショーを都会の景色とともに満喫できます。
2023年にリニューアルした「てんぼうの丘」では、今まで以上にゆったりと天体観賞を楽しむことができます。
今回てんたいパークで毎月開催される満月の鑑賞会をご紹介します。
アメリカの先住民は、季節を把握するため、1年の中で各月の満月の名前を付けたと言われています。
1.1 ピンクムーン(マイクロムーン)
マイクロムーンとは、年間で地球から最も遠く離れ、見かけ上小さく見える満月を言います。
月が軌道上、地球から最も遠い位置にある点を遠地点と言い、遠地点に位置する満月は、地球から遠く離れているため、通常よりも小さく見えマイクロームーンと呼ばれています。
2025年のマイクロムーンは、4月13日(日)となっています。
1.2 フラワームーン
フラワームーン(Flower Moon)は、5月の満月の英語での呼び名で、北半球では多くの花が咲く時期であることから、アメリカの先住民がそう名付けたと言われています。
花と一緒に満月を楽しむ素敵な時間です。
2025年のフラワームーンは、5月13日(火)となっています。
1.3 ストロベリームーン
ストロベリームーンは、6月に見られる満月で、もともとはアメリカの先住民がイチゴの収穫時期の6月に因んで名付けたと言われています。
満月が赤みや黄色みがかって見えるというストロベリームーンは、月が地平線の近くに位置するとき、月の光の中で波長が長い赤い光が吸収されずに残ることで赤く見えるそうです。
またストロベリームーンには、「恋を叶えてくれる月」の異名があり、好きな人と一緒に見ると結ばれ、恋愛運が上がるとも言われています。
2025年のストロベリームーンは、6月11日(水)となっています。
1.4 バックムーン
7月の満月をバックムーンと呼びます。
7月になると雄鹿(Buck)の角が生え変わることから、アメリカの先住民が名付けたそうです。
バックムーンは、夕方の日暮れの頃に東の空から昇り、翌日の明け方の日の出の頃に西の空に沈みます。
2025年のバックムーンは、7月11日(金)となっています。
1.5 スタージョンムーン
英語ではSturgeon Moonでチョウザメ月という意味です。
アメリカの先住民が、北アメリカ五大湖周辺でチョウザメ漁が盛んになる8月にちなんで名付けました。
2025年のスタージョンムーンは、8月9日(土)となっています。
1.6 コーンムーン
コーンムーン(Corn Moon)は、9月の満月を指しとうもろこしの収穫時期にちなんで名付けられました。
また9月の満月が秋分に近ければ、「ハーベストムーン」とも呼ばれます。
「ハーベストムーン」は、秋分に最も近い満月を指し、9月と10月どちらにも使われます。
北米では、この時期にトウモロコシや大麦などの農作物の収穫を行うことから、この名が付けられました。
2025年のコーンムーンは、9月8日(月)となっています。
1.7 ハンターズムーン
英語ではHunter’s Moon と呼ばれ、アメリカ先住民にとって10月は狩猟の時期とされ、月が明るく照らすことで狩猟を助けたことから、この名で呼ばれるようになったとされています。
2025年のハンターズムーンは、10月7日(火)となっています。
1.8 ビーバームーン(スーパームーン)
スーパームーンとは、年間で地球に最も近く、見かけ上大きく見える満月を言います。
スーパームーンは、通常の満月よりも14%大きく、30%明るく見えます。
しかし国立天文台では、月と地球が最接近するタイミングと「満月の瞬間」とには、12時間の時差があり、天文学の正式な用語ではなく、定義もはっきりしていないため、スーパームーンという言葉は使用していません。
2025年のスーパームーンは、11月5日(水)となっています。
1.9 コールドムーン
コールドムーンとは、12月に見られる満月のことで、12月は寒い時期であるためコールドムーン(冷たい月)とアメリカ先住民が呼ぶようになったと言われています。
日本でも、冬の寒い夜空に浮かび、冷たい月光が降り注ぐ澄んで見える月を「寒月(かんげつ)」と呼びますね。
「寒月(かんげつ)」は、必ずしも満月とは限りませんが、古来より寒い冬に月を愛でる季語として詩歌にも使われていますね。
2025年のコールドムーンは、12月5日(金)となっています。
1.10 ウルフムーン
1月の満月に与えられた名前で、厳しい冬の時期、食料が少なくなり狼が飢えて遠吠えをする様子から、1月の満月を「狼月」または「ウルフムーン」と呼ぶようになったと言われています。
寒さに負けず夜空を見上げてみたいですね。
2026年のウルフムーンは、1月3日(土)となっています。
1.11 スノームーン
2月の月はスノームーン(Snow Moon)と呼ばれます。
北米では寒さが厳しく大地の多くが雪に覆われる季節にちなんで名付けられたと言われています。
2026年のスノームーンは、2月2日(月)となっています。
1.12 ワームムーン
3月の満月は、雪解けの時期に地面からミミズや芋虫が姿を現すことから、ワームムーンと呼ばれています。
春の訪れ、生命力の復活、雪解け、活動を始める動物などを表す言葉としても用いられています。
日本の二十四節気では、啓蟄に相当する時期であり、虫や動物が冬眠から目覚める時期でワームムーンとほぼ重なります.
2026年のワームムーンは、3月3日(火)となっています。
2.まとめ
日本でも満月は、古来より「豊穣」、「成長」、「満ちる」などの意味を持つ象徴として、人々の生活や信仰に深く関わってきました。
特に秋の収穫に感謝し、五穀豊穣を祈願する中秋の名月(十五夜)は、古来より秋の風物詩として多くの人に愛でられてきました。
中秋の名月は10月ですが、アメリカの先住民が9月の満月をコーンムーン(Corn Moon)、あるいはハーベストムーンと呼んだのも思いは同じなのでしょう。
夜空を彩る月や星をみつめ悠久かつ広大な宇宙の神秘に思いを馳せる時、何故か心が落ち着き、リラックスしてロマンチックな気分にさせてくれます。
都会の喧騒に疲れた時、あなたもそっと夜空を見上げてみてはどうでしょうか。
きっと悩みが消え失せ、明日への活力がまたよみがえってくることでしょう。
【サンシャイン60展望台( てんぼうパーク)】
【所在地】サンシャインシティ サンシャイン60ビル・60F
【営業時間】11時~21時 ※最終入場は終了1時間前
【入場料金】大人(高校生以上)700円(平日)、900円(土曜・日曜・祝日)
子ども(小・中学生)500円(平日)、600円(土曜・日曜・祝日)
小学生未満は無料
最後までお読み頂きありがとうございました。
Let’s enjoy Ikebukuro!!
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